仙台市太白区秋保町には「長袋」、「馬場」、「湯元」3地区の田植踊りがあり、総称して重要無形民俗文化財「秋保の田植踊」と言われている。
年の初めに稲の豊作を予め祝う事によってその年の豊作を願う芸能でもともとは小正月、旧暦1月15日に行われていたが、現在は各地区共に社寺の祭礼等に踊られている。
太鼓の胴裏には「元禄2年(1689年)」の紀年銘が見られ少なくともそれ以前から踊られていたと考えられている。
踊り手は道化役と口上役を兼ねた弥十郎2名、鈴振り2名、8名前後の早乙女で田植えの様子を美しく振付けた踊り。
平成21年(2009年)9月にユネスコにより「無形文化遺産」に登録された。